☆太平洋戦争とシベリア抑留の体験を描いた香月泰男のシベリア・シリーズは、戦後の美術史に大きな足跡を残したが、これらの画業の全容をたどる回顧展が練馬区立美術館で3月27日まで開催中。
☆自身の絵のスタイルを模索しはじめた若き時代から、黒色と黄土色の重厚な絵肌に到達した香月の軌跡にあらためて迫る展示の数々だ。
☆これまで香月泰男の展覧会は見てきているが、何度見てもいい。期間中にもう一度出かけてみたい。ふるさとの山口県長門市の「香月泰男美術館」では6月5日まで「香月泰男の植物図鑑Ⅱ」と題した展覧会も開かれている。
☆「昼には、生きもののように蠢き、夜には、眩い地上のネオンで目を覚ます。
江戸から明治、震災、戦争を経て変貌を遂げる街。メトロポリス〈トウキョウ〉ーー。大都市〈トウキョウ〉では、この150年余で何が生まれ、何が消えたのか‥‥。
☆関東大震災後に生まれ変わった〈モダン・トウキョウ〉。戦後の廃墟から再生（Reborn）した〈ロスト・モダン・トウキョウ〉。東京タワーが空を衝く、高度経済成長期の〈ネオ・モダン・トウキョウ〉。
☆この三つの〈トウキョウ〉の姿について、絵葉書研究家・生田誠氏の貴重なコレクションと、郵政博物館の収蔵品を軸に、絵葉書、そして音楽などに残された〈トウキョウ〉を俯瞰する展覧会です。（案内パンフレットから）
☆トウキョウの150年余を絵葉書を中心に、〈モダン〉な４つの章の展示で振り返る展覧会。3月21日まで。
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