2022年8月20日土曜日

◎坂村真民記念館開館10周年

☆絵手紙の創始者・小池邦夫先生とも交流のあった坂村真民さん。今年は愛媛県伊予郡砥部町にある坂村真民記念館が開館10周年を迎えた。

☆それを記念して、先月の地元の教室「大悟の会」では、坂村真民さんを学んだ。「みめいこんとん:わたしがいちにちのうちで/いちばんすきなのは/みめいこんとんの/ひとときである/……」「タンポポ魂:踏みにじられても/食いちぎられても/死にもしない/枯れもしない/……」。 真民さんの人生をたどり、真民さんの詩を味わう時間となった。

☆真民さんの墨書もいい。朴の葉にかかれた書、短冊、色紙などの言葉や詩も見習い。少しでも近づきたいものですね。「念ずれば花ひらく」。






2022年8月6日土曜日

◎「月刊絵手紙」7月号の感想から

「特集 さあ、日本民藝館へ」の感想=民藝館には細かい解説はなし、「空間で見る」ということはどんなことか。そんなことは考えたこともなかった。展示品を見て、解説を読んで見ていた。「知るより前に見よ」。私には難しいけれど、行ってみて感じるしかない。/民藝館の駒場に10年住んでいたことがありまして、しょっちゅう出かけていました。「今見ヨ イツ見ルモ」を体現していたこと、今になって気がつきました。この言葉は生きていることそのままにあてはまると思います。ウラ側にある駒場公園の家族とハイキング気分で月に2回ランチしてのんびりしていた時を過ごしたのがとても懐かしいです。

☆「今見ヨ イツ見ルモ」。初めて「今見る」思いで見ることである。うぶな心で見るならば、何もかくしはしない。「見テ知リソ知リテ見ソ」ではいけませんね。/「下手物」とは自然な材料、自然な校庭、健康で素直な心からうみだされ、庶民の暮らしに愛されてきたもの。民藝館ぜひ訪ねてみます。/民藝館に御縁なく、この機会に出かける予定です。


☆絵手紙さんぽと南方熊楠がよかった。「日本人の可能性の極限」と言われたり、昭和天皇の「雨にけふる神島を見て 紀伊の国の生みし南方熊楠」と、この御製を刻んだ碑に熊楠の名が刻まれていることには感動しました。立派な研究をしてきた人の「世界に不要なものなし」の言葉は心にずっしりと響きました。








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