2022年10月29日土曜日

菅原匠 藍染とやきもの展が開催中!

☆「月刊絵手紙」の特集でも紹介されたことがある、染色家・菅原 匠さんの展覧会が、東京の松屋銀座で10月31日まで開催中。毎年春に開催されていたが、新型コロナにより中止となり、この会場では3年ぶり。

☆松屋銀座の8階イベントスクエアのゆったりとした空間には、指描き、筒引き、絞りなどで染めた藍染作品がずらりと並ぶ。その大胆で独創的な文様は、まさに野趣の魅力を放つ。また、工房の一角に築いた穴窯で焼きあげる信楽・志野などの器のほか、魚や猫や自然などを題材にした楽しい水滴も。

☆「伊豆大島の山懐に抱かれた。野趣に富んだ自然豊かな工房で生み出される藍染作品や焼き物たち……生みの親たる作家 菅原匠の類いまれなる美意識は、ゆったりと時を刻む日々のライフスタイルで育まれ。同時に古今の名品を愛でる中で磨かれました……醸し出されるリズムによって奏でられる作品との出逢いをお楽しみください。」(案内パンフレットより」




2022年10月23日日曜日

「まるごと絵手紙 まるごと小池邦夫 in JOBU」好評発売中!

☆上武大学理事長・上武大学手がき文化研究所代表の澁谷朋子さん編著の最新刊「まるごと絵手紙 まるごと小池邦夫 in JOBU」が話題となっています。

☆絵手紙の創始者である小池邦夫氏。上武大学客員教授として、また同大学手がき文化研究所所長として講演した「公開講座」には一般市民も参加し、上武大学は絵手紙文化の発信地にもなっています。小池氏の絵手紙を上武大学における活動を中心に「まるごと」すべて公開します!

☆開いて読みやすく、絵手紙鑑賞に最適なコデックス装幀。オールカラー!B5判 コデックス装幀 167ページ。定価2500円。好評発売中です!発行は郵研。主な内容は次のとおりです。

〈主な内容〉

小池邦夫 絵手紙セレクション 

絵手紙の軌跡 ーかってに小池邦夫絵手紙研究ー 澁谷朋子

小池邦夫が語る「私が学んだ芸術家たち」

~上武大学公開講座より~

1回 公開講座 棟方志功

2回 公開講座 武者小路実篤

3回 公開講座 棟方志功

4回 公開講座 三輪田米山

5回 公開講座 熊谷守一

6回 公開講座 中川一政

〈評論の眼〉小池邦夫の墨世界展 宗像克元

パリからの絵手紙 小池邦夫 in Paris

小池邦夫の「絵手紙の原点」 季刊『銀花』第37号から

小池邦夫・上武大学 絵手紙年譜




 

2022年10月15日土曜日

◎香川県の高木英二さんが絵手紙展を開催

☆令和4年9月14日~18日にかけて、香川県丸亀市の高木英二さんが、善通寺市美術館で「夢心の絵手紙発信25年展」と題した絵手紙開催した。

☆「ヘタでいい ヘタがいい」と絵手紙をかきつづけて25年。「5年ぶり4回目の絵手紙展で、最後になるかもと、すべてをお見せした。かく喜びや手がきの温もりを実感してもらえれば。そして絵手紙を100年残る文化にしたい」と高木さん。


☆会場には連日多くの来館者が訪れ、ずらりと並べられた多彩な絵手紙約1500点を楽しんでいた。

会場の善通寺市美術館の絵手紙展の案内



展示室入口付近の展示に見入る来館者



今回のテーマは、「点と線、字もアート」



全国の絵手紙交流仲間の展示。応援メッセージも



全紙と半切にかかれた大きな絵手紙も展示



「夢心の絵手紙」への思いの書。絵手紙も展示




2022年10月8日土曜日

「月刊絵手紙」8・9月号の感想から

 8月号「緒形幹太の世界」の感想から

☆幹太さんからチーへの手紙・若山富三郎さんとの共演芝居の手紙が面白い。若山先生(なぜか若山さんのことは誰も先生という)とは飲料の広告出演で数年間おつきあいさせていただきました。若山先生は芝居制作の段取りなど熟知した鋭くきびしい俳優であり、プロデューサーでした。全体を考えた上でのダメ出しを演者を越えて出すことがありました。緒形拳さんとも短い期間でしたが、ウイスキーの広告出演でおつきあいがあり、とても人の気持ちを大切にするやさしいおもいやりのある俳優だと思いました。このお二人のぶつかり合いがいろいろ想像できてとても懐かしい気持ちになりました。緒形さん、とても大変だったとお察しいたします。


☆幹太さんが書家だとはしりませんでした。初めて書を見せていただき、「山」の字は好きです。太くて力強いて素敵。これからも緒形幹太さんを見守っていきたいです。/「チャンスは自らそれを強く求める者のみ訪れる」とてもよい言葉です。すべてが父の拳さんに繋がっているような気がする。「字を書くのが楽しくて仕方ない」。とても素敵な生き方をされていると思います。」

◎ミュジアム・フロムウインズで「緒形幹太の世界」開催中! リンクリスト参照


▽「月刊絵手紙」9月号「立原道造の世界」の感想から

☆立原道造の手紙=現代における通信手段はLINEやSNSが大半です。すぐに自分の気持ちが伝えられますが、婚約アサイさんに会いたいから書く心がいつまでも残っているような気がします。お世話になった方々に連絡をとりたいと思いましたが、電話でなく、手紙を書きました。/一度は通る立原道造。アサイへの手紙でよくわかる、昭和初期の恋人たち。待つことやあいまいな約束があたりまえであり、楽しみでもあった。そんな中で出来上がっている付き合い方のルールに二人の楽しさが伝わってくる。今、こんなにはっきりしない付き合いはゴメンなさいだ。50年は生きてほしかった。


☆立原さんのやさしい字や相手を思う言葉がよかった。そして「先輩や友人との交友や付き合いを大切にし、書簡によって語りかけ、ひいてはそのように書簡を書くことによって自分の中の印象や考えを固め、昇華させ、新聞なり詩をつくるスケッチの役をはたさせていた」。この文章を読み、あーそうだなと思った。/交際して初めて婚約者アサイに送った4枚におよぶ信濃追分の旅への手紙「あいたい、会いたい」とつのる思い。受け取ったアサイの嬉しくてあわてて便せんをギザギザにしてしまった。ペーパーナイフで開ければと後悔する」「ちょっとだけ会えれば、それでいい」。彼女は何度も読み返す。ウキウキした気持ちが伝わってくる。













2022年10月1日土曜日

◎「月刊絵手紙」10月号「絵手紙と学び」特集号 好評発売中!

 


「月刊絵手紙」10月号「絵手紙と学び」特集号 


あの人に、手紙をかこう! 


▽学校は自分の中にある

 絵手紙にどうして「学び」が必要なのか?


▽特集 

 アーサービナード流学び方

  これって、なあに?


 ◎小池邦夫流学び方

  「ヘタ」を鍛える学び方


 ◎わたし流学び方 

  みんなの「学び」実例集


▽連載 自分の道を歩く 

 父の運転/――相田みつをの言葉 7


▽柳 宗悦の眼に学ぶ(103) 白土慎太郎

 どの面を見るか?〈染付蘭文文字入壺〉


▽手紙のヒント 文豪に学ぶ親愛の伝え方

 夏目漱石――子どもの絵の無欲と天真を目指す

 手紙文化研究家 中川 越 


▽登坂和雄の一語一絵(77)

 「景」 ことばのスケッチ


▽出張『登坂和雄と学ぼう!』

 参加募集 あなたの教室で開催してみませんか?


▽読者投稿 素直・素顔・素朴

 私の線

 ひろば テーマ:「私の秋は……」


▽誌上レッスン 絵手紙教室

 感動はエンジン「瓦当の拓本」

 ◎連載

 兼岩幸恵の小さくても一歩

 絵手紙の学びは「自分で考える」

 ◎テーマチャレンジ:「私の秋は……」中澤尚講師

 ◎連載 濵田 薫の文房四宝塾

 「筆墨硯紙のツボ 1」


▽リレーエッセイ 木もれ日 

 「絵手紙は宝」 大西多恵子(香川県)


▽山田喜代春の詩画世界

 悔いのない人生なんかおもろないわ


▽脳活クイズ

 手がきのチカラ 脳いきいき! 絵手紙キラリ☆

 監修 結城俊哉


▽絵手紙友の会新聞

 茨城・水戸でお待ちしています。


▽今月の募集講座

 ◎オンライン音声講座 特別企画 

  アーサービナードのしゃべりまくり講座 

  ~ことばを追いかけて~

 ◎対面講座 

  絵手紙教室 東京 福島聖子講師

  講師育成講座4 講評の仕方 東京・大阪

▽おうちで学べる通信講座

 ・絵手紙入門講座 

 ・ステップアップ講座 

 ・講師育成講座

▽たのしい絵手紙通信講座


◎次号予告 11月号は恒例の「絵手紙年賀状」特集号



*ご注文は日本絵手紙協会


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