☆青森県立美術館で、「世界のムナカタ」として国際的評価を得た版画家・棟方志功(1903−1975)の最初期から晩年まで、板画だけでは語りきれないマルチアーティストの全容を紹介する展覧会が開催中です。
☆縦3メートルの巨大な屏風《幾利壽當頌耶蘇十二使徒屏風》(五島美術館蔵)を約60年ぶりに展示。また、ほとんど寺外で公開されることのなかった倭画の名作《華厳松》(躅飛山光徳寺蔵)は通常非公開の裏面とあわせて展示する。
☆棟方最大の板画作品である『大世界の柵』乾・坤の2点を同時に展示するほか、展示替を最小限にとどめ、大規模な屏風作品の多くを通期で展示。本展は、青森―東京―富山と、棟方の暮らした土地をたどる、初の大回顧展。青森展は9月24日まで。