2021年9月25日土曜日

☆「月刊絵手紙」9月号の感想から

 ☆特集:中川一政の「ぶつかり稽古」が残りました。何でも刺激を受けたものから何かをつかむ。その行動力と探究心や手がきの原稿から鮮烈なイメージが浮かびます。いつもスケッチブックを手に。私はここから始めようと思います。/出会いの素晴らしさが、本の中でみることが出来た。学ぶこと、感激すること、ぶつかり稽古ができるかなー。/中川一政さん、知りませんでした。とってもいいですね。「ラベンナのモザイク」とっても素敵!/中川一政さんが好きになりました。/中川一政のぶつかり稽古。眼にしたもの、思ったこと、感じたことに体当たりしてみる。私も見習っていきたいです。/圧倒されました。まさに生きていますね。ピチピチはねている。/ぶつかり稽古という言葉と出会いました。出会った人やモノからの刺激で脳が働き感性が高まり手応えを感じる。今の私自身を受け入れて「ぶつかり稽古」をしていこう。

☆「一語一絵」がよかった。河鍋暁斎の画集を見ながら中身に深さを感じること出来たのも絵手紙のおかげです。「学びに終わりはなく、どんなもの誰からでも学べる」つながっていることに幸せを感じました。/「学びに終わりはなく、どんなもの、誰からでも学べる」。月刊絵手紙からいろいろなことを知ります。/私も最近、絵手紙は楽しい学びそのものだと思うようになりました。童門冬二さんの「起承転転」、以前、新聞で知りました。今回検索してしました。90歳を超えても仕事人、元気の素は好奇心と書かれていました。最後の「学びを忘れたとき……」のフレーズは身にしみて感じます。


☆三輪田米山を知り、書の力強くて、温かみのあるのが大好きです。「忠孝」はとても良いです。/ひろばの日本全国の民芸品に、知っているものから知らないもものまで、日本を旅した気分です。番外編も懐かしいものに出会えました。









2021年9月18日土曜日

☆「THE北斎 ―冨嶽三十六景と幻の絵巻―」展へ

 ☆「北斎づくし」展に続いて、すみだ北斎美術館で開催中の「THE北斎冨嶽三十六景と幻の絵巻」展を観てきた。「冨嶽三十六景」シリーズと幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻」を中心に、北斎の作品約100点で展覧する。9月26日まで。

☆なかでも100年ぶりの再発見として話題となった幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻」と、初公開の錦絵「桜に鷹」等の版木を使用した火鉢が見逃せない展示だ。


☆精緻な線で描かれた「隅田川両岸景色図巻」は館内のビデオでも解説かあり、わかりやすく伝えてくれる。黒光りして威厳がある〈「桜に鷹」ほか四面版木火鉢〉は一見の価値あり。一枚摺りの錦絵の版木自体、極めて珍しく資料としても大変貴重という。






2021年9月11日土曜日

☆木彫り熊の申し子 藤戸竹喜展

 ☆「月刊絵手紙」の展覧会案内でも紹介されていた東京ステーションギャラリーで開催中の「藤戸竹喜」展に出かけてきた。「木彫り熊の申し子」という案内パンフレットの言葉にも誘われた。面白いのは案内パンフレットの表面が三種類(下記参照)もあること。

☆藤戸竹喜は北海道美幌町で生まれ、旭川市で育った。木彫り熊の職人だった父親の下で12歳の頃から熊彫りを始めたという。会場には初期から最晩年の代表作約80点がずらりと展示され、見応えがある。


☆「熊からすべてを教わった。」というその作品は、熊や狼などの動物の姿にとどまらず、個人から依頼を受け制作した観音像や、アイヌ民族の先人たちの姿を等身大で彫ったものまであって、圧倒される。最近では最も深く感動したオススメの展覧会。9月26日まで。







2021年9月5日日曜日

☆『月刊絵手紙』8月号の感想から

☆特集 無言館=8月15日NHKのEテレ「日曜美術館」で無言館をやっていました。月刊紙で初めて無言館このことを知りました。月刊紙を読んでいなければ見ていなかった番組です。感動で涙がでました。/Eテレで無言館を見ることができました。絵をかくことは感じる一瞬を無心でかく、それだけでいい。若者の心に私の心も締め付けられました。/「裸婦」のモデルの手記。今日ようやく会いに来ました……。20歳の私が50年の時を経ても日高安則さんと共にいる。戦没画学生の命の力は色あせない! 石井正夫さんの絵も修復を終えて、そのひたむきな姿をみせてほしい。

☆「監修の言葉、憎んだり、嫌いだったりする相手は絵に描けない。相手を愛していなくては描けません、と。確かにその通りだと思いました。My  favorite things.(私のお気に入り)しか描かないのだと思います。ピカソもドラ・マールを「泣く女」として描いたけれど、とても愛していてのだと。無言館の絵の言葉はいろいろと知ってはいるのですが、同じ話を何回聞いても泣いてしまします。


☆「愛するものを描く」無言館が教えてくれること。無言館をはじめて知りました。「絵」は描こうとする相手を愛していなければ描けない。「妹」の絵は特に好きな絵です。/無言館の絵はどれも胸に迫ってきます。「描きたくて描いた」、「絵は描こうとする相手を愛していなければ描けません」、戦地から還れないないかもしれない自分。絵に描いた母と恋人の故郷の風景を、心にしっかりと焼き付けて行ったのだと思います。/誰かに見てもらうためでもなく、大切な人を、大好きな景色を描きたくて描いた絵は心に沁みるものがある。どんな思いでかいたの? もっと好きな絵を描きたかったでしょう。戦争の残酷さをつくづく思う/目が痛いのも忘れて、月刊紙にぴったり目をつけて読んでしまいました。絵には他の芸術にない「描こうとする相手を愛していなければ描けません」、共鳴です。眼が治ったら無言館へ行ってみたい。


☆山田喜代春の詩画世界は、絵にユーモアがあり、自然体の教え、学びの個々が和む感じがしました。/フラミンゴのくちばしが、くの時で横向きになのに、月が2つこちら向きなのが楽しい。地面にいる鳥が上目で見上げているのも、いたずらっぽい。俳句はユーモアもあって、炎天下でこんな事をしている人を見かけたら、熱いけどぷっと笑ってしまいます。/P38~39、うつろう自然のキャンパス。絵も書も言葉も、私もこのようにかけたらイイナと思うお手本です。「直木賞受賞」に輝いた澤田瞳子の「星落ちてなお」、河鍋暁斎の娘から見た「とよ」の人生の内容ですが、ふと、見てつながっていると想い興味を持ち読書中。面白いです。

☆「脳活クイズ」は、脳を鍛えて100歳までもたせないといけないので、負担をかけすぎない程度に頭と身体を鍛えようと思ってやっています。





 

2021年9月4日土曜日

☆「月刊絵手紙」9月号 特集 中川一政 好評発売中!


 ▽特集

 特集 中川一政のぶつかり稽古(没後30年)

 「感動とは腹の虫がうごくのである。」

  →展覧会情報 パンフ参照


▽今月の詩 ことばの旅

 初恋……島崎藤村

  

▽塼の線

 自由な線、彫り込むような線

  ――想像力をふくらませて、線の練習をしてみませんか


▽柳 宗悦の眼に学ぶ(90) 白土慎太郎

 「民藝」とは、いつも活々したもの

                  〈網目文碗〉


▽登坂和雄の一語一絵(65)

 「楽」学びにあふれる絵手紙


▽手紙のヒント 文豪に学ぶ親愛の伝え方

 太宰治――決意の手紙のたたずまい

 手紙文化研究家 中川 越 


◎米山の書  三輪田米山生誕200年に寄せて⑥最終回

 米山を見出した 実業家 山本發次郎

 愛媛県美術館専門学芸員 長井 健


◎絵手紙のチカラ 

 脳いきいき! 絵手紙キラリ!

 脳活クイズ 言語系/記憶系・計算系・創造系・論理的思考系から出題

 医療福祉学博士・専門理学療法士 結城俊哉

     

▽読者投稿ひろば 

 〈テーマ〉民芸品

  日本のみならず世界からも大集合!

  今回は民芸品スペシャルです!!


▽絵手紙教室 初心から学ぶ「ヘタでいい ヘタがいい」

 小池邦夫の絵手紙教室 おしえて小池先生

 Q絵手紙のどんな言葉にドキリとしますか? 

〈連載〉

 〈藤原英子のキリッと発信〉(アタック編)⑥

  「彩色はトントントン」ってどういうこと?

 〈内藤美穂の絵手紙歳時記〉絵のまわり道 ⑥

  点描表現にチャレンジしてみよう


▽リレーエッセイ 木もれ日 

   「楽しいの自己紹介」曽我匡子(大阪府在住)


▽書道博物館の宝もの 〈像〉 

 台東区立書道博物館研究員 中村信宏


〈好評連載中〉

▽絵手紙のチカラ

 脳いきいき!絵手紙キラリ☆

 脳活クイズ 結城俊哉


▽山田喜代春の詩画世界

 悔いのない人生なんかおもろないわ

▽essay アーサービナード

 「ドームの胸に」


◎いよいよ開講! おうちで「講師育成講座」 

◎開講中! おうちで「絵手紙入門講座」「ステップアップ講座」



*ご注文は日本絵手紙協会




緊急事態宣言発出に伴い10月1日から開催予定


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