☆「木米がもう、頭から離れない」ーーサントリー美術館で開催中の「没後190年 木米展」のパンフレットのコピーに誘われて出かけてみました。
☆木米(もくべい・1767~1833)は、江戸時代後期の京都を代表する陶工にして画家です。煎茶器に新しい美をひらいたという定評で、とても楽しい展示でしたが、私の注目は50代後半から精力的に描いた絵画の数々。
☆多くは友人への贈り物とした山水図が、実に清らか。一人に宛てた手紙のような贈り物だからでしょうか。大部な図録が示すように、指折りの名品を一堂に展覧。26日までの開催です。あと二日。お時間あればぜひ。