2022年8月6日土曜日

◎「月刊絵手紙」7月号の感想から

「特集 さあ、日本民藝館へ」の感想=民藝館には細かい解説はなし、「空間で見る」ということはどんなことか。そんなことは考えたこともなかった。展示品を見て、解説を読んで見ていた。「知るより前に見よ」。私には難しいけれど、行ってみて感じるしかない。/民藝館の駒場に10年住んでいたことがありまして、しょっちゅう出かけていました。「今見ヨ イツ見ルモ」を体現していたこと、今になって気がつきました。この言葉は生きていることそのままにあてはまると思います。ウラ側にある駒場公園の家族とハイキング気分で月に2回ランチしてのんびりしていた時を過ごしたのがとても懐かしいです。

☆「今見ヨ イツ見ルモ」。初めて「今見る」思いで見ることである。うぶな心で見るならば、何もかくしはしない。「見テ知リソ知リテ見ソ」ではいけませんね。/「下手物」とは自然な材料、自然な校庭、健康で素直な心からうみだされ、庶民の暮らしに愛されてきたもの。民藝館ぜひ訪ねてみます。/民藝館に御縁なく、この機会に出かける予定です。


☆絵手紙さんぽと南方熊楠がよかった。「日本人の可能性の極限」と言われたり、昭和天皇の「雨にけふる神島を見て 紀伊の国の生みし南方熊楠」と、この御製を刻んだ碑に熊楠の名が刻まれていることには感動しました。立派な研究をしてきた人の「世界に不要なものなし」の言葉は心にずっしりと響きました。








人気の投稿