2020年11月7日土曜日

また「大津絵」を見てきた

 



☆東京ステーションギャラリーで開催中の「もうひとつの江戸絵画 大津絵」展にまた出かけた。今回は、小池邦夫先生の親友の正岡千年さんと一緒だ。電話をいただいた際「大津絵展が開催中ですよ」とお伝えすると、知ってはいたが、それほど乗り気ではない反応だった。

☆ところが、今回は、洋画家の小絲源太郎コレクションを含む大がかりな展示、「かつて富岡鉄斎が所蔵していた大津絵も展示されていますよ」と話すと、「それは、ぜひ見たいなあ」ということになり。チケットを手配。コロナ禍のなか東京駅まで足を運ばれたのだった。

☆会場の入口近くには富岡鉄斎が所蔵していた『古筆大津絵』がずらりと並び、箱書きの鉄斎のうねるような揮毫には満足の様子。会場内をぐるりと回りながら、「こんなに沢山の大津絵を見たのは初めて」という。お気に入りは、3番目の「民画としての確立」のコーナーの時代物と思われる「鬼の念仏」と「藤娘」。会場を出たミュージアムショップでは、「小池は大津絵が好きなんだよ」とつぶやき、写真の2冊の図録を購入。見終わったら送ってあげるのかもしれない。

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