2021年12月31日金曜日

☆「月刊絵手紙」12月号の感想から

 ☆特集の相田みつをさんに釘付けの私です。個人的にも好きな方なので心が疲れた時は東京国際フォーラムに出かけていました。好きな絵手紙をやるのも日頃の健康管理から始まることを学んだ一年でした。/相田みつをさんの書や文章はよくみます。大好きだなーと思いながらも相田みつをさんを調べることもなく、でも書を見たり、詩を書いたりしていました。/やはり12月号は相田みつをさんです。文も字も大好きです。足利に行かないと買えない「古印もなか」美味しい。心に残る字は必ず求めるものです。 


☆12月号で印象に残ったのは教室で取り上げた「相田みつを」さんの特集です。「筆一本で立つ」、命をかけて書と向き合うと書いてあり、小池先生と似ていると思いました。相田さんの素朴で何気ない言葉が「そんなに頑張らなくていいんだよ」と言ってくれてるようで、うんうんと自分に素直になれる気がします。「道」を読んでいると、人生を大事に生きなければと、何度も読み返しました。/以前からストレートすぎて、相田みつをさんに興味がなかったのですが、奥様の意見を最終的には取り入れると知り、好きになりました。/「しあわせはいつも自分の心が決める」。相田みつをさんの中で一番すきな言葉です。今でも迷った時にはいつも自分の心の奥底の声を聞いていました。間違っていなかったと思っています。


☆藤原英子さんの「仕上げの印」がよかった。赤々とくっきり押しましょう。文字がつぶれたり、印の色が薄すぎたりして押せば良いと思っていましたが、丁寧に押せばハガキ全体がパッと明るくなります。心を込めて押すことにします。/絵も字も下手な私は姑息な手段を使って何とかして誤魔化そうと躍起です。そこで、今日は12月号に紹介の交通会館シルバーサロン研舎展にでかけました。水墨画もさることながら、いろいろお話しを聞けて、いろんな表現があるものだと感心して帰りました。


☆「一語一絵」の「遊 文字の面白さ」が残りました。「遊」の文字を調べてみれば、梅の花手折りかざして遊べども 万葉集/わが大君の遊ばしし猪の 古事記。また神楽歌にも、楽しいことをして心を慰める、日常の生活からしんしんを解き放ち、別天地に身を委ねると記してある。私自身、日常生活に、一度エンジンを止めて、ギアを切り換えることの難しさを痛感。遊に糸を付けて、俳句の季語(春)陽炎の意味になる。人生の余白を遊糸の如く生きるのも、自然の生業かもしれない。一日一遊。/「寿」を調べてみました。杖をつく老人の象形と、長く連なる道の象形から寿という字が成り立ったことを知りました。「言祝(ことほ)ぐ」は言葉で祝福する、祝いを述べるという意。「ほく」は良い結果が得られるように祝福の言葉を唱えるという意。さらに日本の言霊思想を反映した語で、発せられた言葉の内容通りの状態を実現する力があるというもの。「寿」の一字にこのような意味があったのかと驚きもし、感銘を受けました。


2021年を一字で表すと













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