☆世界で最も有名な画家といえば、やはりピカソではないだろうか。そのピカソが取り憑かれるように没頭した陶芸の世界は、実にユーモラスでまるで子どものような感性だ。そんなピカソの陶芸を紹介している本だ。
☆この本には「ピカソの指先から生まれたかわいい器の世界」が201点収録されているが、本書の中に挟み込まれた、ピカソのつぶやきともいえそうな言葉にも惹かれた。紹介しよう。
☆ラファエロのように描くには
4年かかった。
子どものように描くには一生かかった。
見たとおりに描くのではなく、
思ったとおりに描いている。
明日に延ばしていいのは、
やり残して死んでもかまわないことだけだ。
赤がなければ、
青を使います。
描くべきなのは顔の表か?
中か? それとも裏か?
発行:パイ インターナショナル 定価(本体2300円+税)