2023年1月28日土曜日

◎SDGsについて学ぶ

☆地元の生涯学習センター(ユートリヤ)で、「すみだのSDGsを知ろう!」と題した4講座のうち2つの講座を受講した。墨田区は2021年に「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選定された。東京都内でダブル選定は墨田区のみとのこと。そんなこともあって企画されたようだ。持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。17の目標と、169の達成基準と232の指標から構成されている。「開発」とは「今よりよくする」ことという。

☆一つは、「東京スカイツリーのSDGs」について、東武タワーズスカイツリー株式会社の森本洋正さんと堀本恭平さんが講師。日本としても積極的に取り組んでいるけれども、やはり欧米より日本は遅れているそうです。「富士山が白くならなくなったら」意識が高まるのではと、自身が専門家から学んだ話を披露。氷河が溶け出したりするような温暖化などを身近に感じる気候変動がまだ日本は少ないからではないか。ご自身もSDGsについて学んでいる最中とのこと。

 前半はスカイツリーの10年を振り返り、後半は技術の専門家である堀本恭平さんが現在東京スカイツリーが取り組んでいる、電波塔の役割、研究拠点(雷の研究)、維持する高い安心設計、ライティングから課題までの11項目について動画を交えてSDGsとの関係を解説した。


☆もう一つは、「ルネサンスが取り組む人生100年時代の健康づくり」とSDGsについて同社の樋口毅講師が担当。健康とSDGsとの関係とはどんなことなのかとても興味があったので参加した。ルネサンスの創業者・斉藤敏一氏は大日本インキの化学者で、社内ベンチャーとして生まれた。

 社名の「ルネサンス」はイタリアに出かけた際、ルネサンス期のダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロに衝撃を受けたからだそうだ。いずれも絵画という1つの領域に閉じこもることなく、彫刻、建築、技術、詩作にも才能を発揮。人間には無限の可能性が備わっていることを実感したことから、一技術者という生き方に満足していてはいけない。そこから、ルネサンス、つまり人間性の回復と読み替えて、社名にもなったという。


☆同社のSDGsの該当項目としては「3:すべての人に健康と福祉を」と「8:働きがい経済成長」。これを持続可能な開発目標とするために、同社で取り組んでいるフィットネス事業を軸に、歩く力を取り戻す「元気ジム」など、「人生100年時代を豊かにする健康のソリューションカンパニー」を長期ビジョンに掲げた事業展開について解説。なかでもワークショップをまじえての実践で体感できた「睡眠」の技術を獲得しようという健康体操はよかった。

 絵手紙で出来るSDGsも取り組んでいきたいですね。




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