2021年3月20日土曜日

☆筆魂 線の引力・色の魔力

 




☆すみだ北斎美術館で開催中の、筆魂(The Soul of the Brush)~又兵衛から北斎・国芳まで~と題した展覧会に出かけてきた。地元の町内会の掲示板のポスターを見て知った展覧会だ。「絵師の魂、筆に宿る。」というコピーもいい。


☆版画でなく今回の展示は肉筆。ということは1点もの。浮世絵といえば版画という連想だけれど、肉筆画のほうが発生は古いそうだ。浮世絵の先駆者・岩佐又平衛をはじめ、浮世絵の始祖・菱田師宣、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川国芳、そして葛飾北斎など60人の浮世絵師の肉筆125点を展観。見応えたっぷり。


☆しかも新発見・初公開の肉筆画もかなり多く、300年におよぶ浮世絵の歴史が、線の引力・色の魔力となって体感でき、東京のコロナ禍の中、事前予約なしも嬉しい。北斎の「登竜門」の龍の墨の肉筆が忘れられない。4月4日まで。

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