2020年10月24日土曜日

オンライン講座「大津絵の魅力」を視た聴いた

 


☆有効な手立てがないコロナ禍のなか、この半年は展覧会へは出かけずじまい。現在、東京ステーションギャラリーで開催中の「もうひとつの江戸絵画 大津絵」も出かけたい展覧会の一つ。まずは日本絵手紙協会のオンライン講座「江戸時代の土産絵「大津絵」の魅力」を受講した。


☆講師は美術史家の森谷美保先生。ご専門は民藝・近代工芸史とのこと。大津絵の魅力を、1「忘れられた江戸絵画『大津絵』とは」、2「『もうひとつの江戸絵画 大津絵』展とは」、3「画題の変遷と内容、大津絵の面白さとは」の3部構成で講義。各部30~60分ぐらいで、図と音声を交えて解説。とてもわかりやすい講座だった。途中、自身で自由に休憩を挟むこともできるし、1度申し込めば、視聴期間中は繰り返し視聴できるというオンライン講座もいい。


☆「月刊絵手紙」ではお馴染みの大津絵だが、こうしてたっぷりと魅力を解説いただくと、大津絵への理解も深まるし、実にワクワクする楽しい時間となった。前回のこのブログは、歌川広重の東海道五十三次の切手を紹介したが、この中の大津宿が、この講座のスタート。浮世絵と結びついたのもうれしい。大津絵と言っても描かれた題材は実にさまざまであることも知ることができた。展覧会には是非出かけたい。本物との対面が待ち遠しい。会期は11月8日まで。

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