2021年10月16日土曜日

☆書でたどる良寛の足跡

 ◎…駒澤大学禅文化歴史博物館で11月20日まで企画展「書でたどる良寛の足跡」が開催中だ。監修は日本絵手紙協会のオンライン講座でもお世話になった全国良寛会の小島正芳会長である。

◎…良寛さんはご存知のとおり江戸時代後期の曹洞宗の僧侶だが、駒澤大学の前身は「曹洞宗大学林専門学本校」という縁もあっての開催。10月13日には、「慈愛の人 良寛入門」と題した第40回禅博セミナーも同大学中央講堂(オンライン配信併用)で開催された。


◎…企画展会場の駒澤大学禅文化歴史博物館は、東京都選定歴史的建造物 「耕雲館」(昭和3年(1928)建築)。設計者は菅原榮蔵。旧新橋演舞場や東京銀座の名物ビアホールとして知られる銀座ライオンなどの建築でも知られる建築家。


◎…同展では、良寛の墨跡でその足跡を簡潔にたどる。その一方、良寛が敬慕していた曹洞宗開祖・道元禅師の真筆『正法眼蔵嗣書』や、修行した備中玉島円通寺の歴代住持や同時代に活躍した禅僧たちの書画も多数展示し充実した内容。たっぷりと禅と良寛さんにふれることができる展示だ。



駒澤大学禅文化歴史博物館 「耕雲館」





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