2021年11月6日土曜日

☆第56回全国切手展 JAPEX2021開催

☆東京都立産業貿易センター台東館6・7階で、11月7日まで「第56回全国切手展 JAPEX2021」が開催中だ。11月5日にはステージイベントのうち、郵政博物館副館長の井村恵美さんによる「手彫切手とその時代展 開館120年を迎える郵政博物館の秘蔵資料」と題した企画出品記念講演。明治時代の「〒」を配した黒と赤の雨合羽を羽織っての登場。とてもモダンなデザインで目を引く。講演内容は、郵政博物館の沿革、切手製作の現場だった博物館、手彫切手時代の資料と博物館、そして樋畑正太郎の存在というもの。今回展示の「郵便創業150年 手彫切手とその時代」展の解説もまじえてわかりやすく解説。

☆11月6日には、出版記念講演「切手でたどる郵便創業150年の歴史vol.2 戦後編」と題した郵便学者の内藤陽介さんの講演(=写真参照)。戦後最初の普通切手「山下白雨」(1946年)から1952年の「航空切手」まで。切手が「ゼロつきからゼロなしへとなった」のは、「占領期と講話独立後の時代の分水嶺を象徴する現象」など、戦後の時代背景や転換期も交えたトーク。


☆また同日には、切手デザイナートーク「切手のウラ側~2021年の切手から~」と題して日本郵便(株)玉木明さんが講演。手がけた切手のうち、切手趣味週間(郵便創業150年)と、日本郵便とラ・ポスト共同記念切手、海洋研究開発機構(JAMSTEC)創立50周年切手の制作の舞台裏は、企画から発行に至る苦労とデザインの素晴らしさも伝ってくる講演。最終日には「JAPEX2021表彰式」のほか、郵便学者の内藤陽介さんの出版記念講演「アフガニスタン現代史」と題した講演も開催される。







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