2025年4月27日日曜日

◎ゆうちょ開業150年記念特別展示 郵政博物館

☆東京スカイツリータウン・ソラマチにある郵政博物館で、ゆうちょ開業150年記念特別展示「ゆうちょ150年」展が開催中です。

☆「郵便の父」前島密は、明治3年(1870)年6月、郵便事業を立案直後に、上野景範とともにイギリスに渡りましたが、1年間の滞在中に、郵便局が為替や貯金の業務を取り扱っていることを知りました。帰国後、4年間の苦心の末、明治8年5月2日に、日本の郵便局でも為替や貯金の業務を開始することができたのです。


☆今年は「郵便の父」前島密翁の生誕から190年にもあたります。そんな記念の年に、ゆうちょの金融史における意義を考えるとともに、民営化で誕生したゆうちょ銀行の新しい取組についても紹介する展示です。


☆なお、53日のゴールデンウイーク期間には、日本絵手紙協会公認講師による「こいのぼりを描こう」(絵手紙教室)も開催します。この特別展示は622日まで。(パンフレット参照)






2025年4月19日土曜日

◎「息を飲む、やがて溜息、櫻谷の線」を満喫「ライトアップ 木島櫻谷 Ⅱ」展

☆明治から昭和初期にかけて活動した、四条派の日本画家木島櫻谷(このしま・おうこく18771938)。昨年につづき「ライトアップ 木島櫻谷 Ⅱ」と題した展覧会が東京六本木の泉屋博古館で開催されています。


☆今回は〈かりくら〉や〈唐美人〉をはじめとする櫻谷の人物画に焦点を当てるとともに、約600冊に及ぶ櫻谷の写生帖の中からいつもより多数展示し、櫻谷の線描の妙を探訪。「息を飲む、やがて溜息、櫻谷の線」を満喫できる構成となっています。


☆また、同時開催として、住友財団が文化財維持・修復に事業助成により蘇った作品から、14世紀に描かれた仏画〈十一面観音菩薩像〉、狩野山雪の代表作〈歴聖大儒像〉も展示。文化財修復の最前線を紹介しています。この展覧会は5月18日まで。(フライヤー参照)






2025年4月12日土曜日

◎早稲田大学演劇博物館 2025年新収蔵品展 開催中

早稲田大学演劇博物館1階 特別展示室で、2025年新収蔵品展が開催中です。

 古典芸能からは、19世紀上方の人気役者、三代目中村歌右衛門を描いた肉筆浮世絵、昭和の地唄舞の華、武原はん自筆の書。近現代の演劇からは、舞台に関わる多様な資料を展示。幅広いジャンルで時代を牽引した舞台美術家、朝倉摂の舞台デザイン原画。昭和から平成にかけて広く愛された大女優、森光子の衣装。

 新国劇からテレビや映画の世界に羽ばたいた俳優、緒形拳の衣装や行李。商業演劇の大作家、北條秀司のスクラップブックや屏風仕立ての絵看板など。越路吹雪が描かれた看板(パンフレット)は、ファンの方が長らく愛蔵してきたもの。


☆そのほか、1960年代の歌舞伎海外公演の貴重なアルバム、19世紀オペラの台本・楽譜、文化大革命以前の中国の芸能・映画資料など、海外に関わる資料も数多く紹介。スターの面影や名場面がよみがえるような、資料で見る多彩な演劇の世界をどうぞ。


☆会期や会館時間は次のとおり。入館無料。會津八一記念館も立ち寄ってみては。

会期:前期 2025年3月24日(月)- 4月27日(日)
   後期 2025年5月12日(月)- 8月3日(日)
開館時間:10:00~17:00 (火・金曜日は19:00まで)
会期中の休館日:4月2日(水)、16日(水)、5月28日(水)、6月4日(水)、18日(水)、7月2日(水)、16日(水)
※4月28日(月)- 5月11日(日)は展示替えの為、閉室。(同館ホーページ参照)



2025年4月5日土曜日

◎「没後120年 エミール・ガレ憧憬のパリ」展

フランスの装飾芸術家、エミール・ガレ(1846–1904)没後120年を記念する展覧会がサントリー美術館で開催中です。

☆フランス北東部ロレーヌ地方の古都ナンシー。そこで父が営む高級ガラス・陶磁器の製造卸販売業を引き継ぎ、輝かしい成功を収めました。彼を国際的な成功へと導いたのは、豊かな顧客が集う首都パリ。


☆本展では、フランスのパリ装飾美術館から万博出品作をはじめとした伝来の明らかな優品を多数出品。そのほか、近年サントリー美術館に収蔵されたガレの代理店を営んだデグペルス家伝来資料を初公開し、青年期から最晩年に至るまでのガレの豊かな芸術世界を紹介しています。4月13日まで。





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