2025年11月15日土曜日

◎「もてなす美 能と茶のつどい」展

☆泉屋博古館 東京で「もてなす美 能と茶のつどい」展が11月22日から12月21日まで開催されます。


☆室町時代に観阿弥・世阿弥の父子によって大成された能は、江戸時代には幕府の式楽となって栄え、武士が身につける教養の一つともなりました。住友家では9代の知聞(ともひろ)(1776-1853)が、能をとおして武家と交流していた記録が残ります。近代には、十五代当主となった住友吉左衛門友純(ともいと)(号・春翠、1864-1926)が能を好んだことから、能面や能装束、楽器類の収集にも力を入れています。そうしたコレクションの形成に大きく寄与したのが、春翠の能の師である能楽師・大西亮太郎(1866-1931)でした。

☆また、住友家では近世以来、饗応の一環として茶の湯を取り入れ、客人をもてなしてきました。春翠が催した茶会の記録には、しばしば大西亮太郎の名前が登場し、ふたりが茶の湯の友としても親しく交流していた様子がうかがえます。本展では、こうした場でもちいられた諸道具を展示し、住友家におけるもてなしの美学を紹介します。(パンフレット参照) 

    




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